障害者雇用Q&A

Q
障害者の採用面接で気を付けるべき点
障害者の採用面接では、どのような点に気を付けておけばよいでしょうか?

A
身体障害者には、通常の選考と同じ条件で臨めるような配慮を。知的・精神障害者は、特別支援学校や支援機関からの聞き取りなども参考に

基本的には、通常の採用選考と同じと考えてかまいません。しかし、事前にある程度、障害の状況を把握しておいた方が良いでしょう。 
  
面接で必要な配慮は、障害の種類によって異なります。例えば、筆記試験がある場合、弱視の人には試験用紙を拡大コピーする、聴覚障害者には、説明が聞き取りやすいように席を前列に設ける、筆談ができる準備をするなどが必要でしょう。 
また全盲の人には、点字や口頭での試験を実施することも考えられます。車椅子使用の場合には、試験会場までのアクセスなども事前に確認しておくことです。 
このように身体に障害のある場合には、選考方法に関する配慮よりも、むしろ、通常の採用と同じ条件で選考に当たれるかどうかの配慮が求められます。 
  
知的障害者の場合には特別支援学校や職業訓練施設等での職場実習を通じて、作業能力、体力・持久力、指示への対応力などの適性を判断することが多いようです。その他にも、社会生活面での自律性や、集団での適応力などを見る必要があります。しかし、短期間の実習や、一時的な面接ではつかみにくい点もあります。そうした場合には、学校の先生や施設の指導員から、応募者の障害特性を聞き取るなどの対応も役立ちます。

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