障害者雇用Q&A

Q
親から欠勤の連絡が入る精神障害者。どう対応すべきでしょうか。

勤怠が不安定になりやすい精神障害者がいます。欠勤が続くと親から会社に連絡が入ります。病状が悪化しているのではないかと心配しているのですが、本人と直接話せていないため、どう対応すべきか分からず困っています。
障害者の場合、欠勤連絡にご家族が間に入ることもやむを得ないのでしょうか。

A

【欠勤時の連絡】休む時のルールをあらかじめ決めておく、通院の有無などから病状の悪化がないかを確認する。

本人以外、家族などから欠勤の連絡が入った場合としては、
1つは、本人が連絡することさえ難しいほど病状が悪化している場合
もう一つは、欠勤が続くことに対する後ろめたさから連絡できない場合が考えられます。

体調が悪い時に無理をしてしまうと、さらに病状が悪化したり再発してしまう恐れもありますので、休むこと自体は決して悪いことではありません。しかし、どうして休まざるを得ないのか、本人の状況が分かっているのと、いないのとでは、対応の仕方が変わってきます。
そのためにも、欠勤の連絡は本人にしてもらい、状況を確認することが望ましいです。

あらかじめ、「休む時は始業前に、本人が連絡する」とルールを決めておけば、ケースのような状況は回避できます。

万が一、病状が悪化している時は、通院頻度も高くなりやすいです。
家族を通してでも、通院しているのか、服薬は守られているのかを確認することで、病状の悪化による欠勤なのかを確認することもできます。しかし、こういったことはプライベートな内容で聞きにくい、という場合もあるでしょう。その方が就労支援機関の支援を受けていれば、支援機関の専門家に相談すると良いでしょう。


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