障害者雇用Q&A

Q
ジョブコーチはどこまでやってくれるのでしょうか?

A

【ジョブコーチの役割】ジョブコーチに期待できる役割は、主に2つです。
1つめは職場の環境作りです。とくに初めて障害者と接する人は「どんなふうに話しかけたらいいのか」さえわからず、戸惑いも多いかと思います。会社規則、業務内容、職場環境等必要な情報を提供した上で、最初のうちはジョブコーチに通訳してもらうという考え方がわかりやすいと思います。

仕事をするにあたっては、会社のルールや社会人としてのマナー、通勤や昼休みの過ごし方など、本人にはわからないことがたくさんあると思います。これらのことをしっかり指導してもらえれば、採用側もとても助かります。同時に本人の日常的な戸惑いがかなり解消されるはずです。

そして、2つめは実際の仕事を進める上での支援です。やってもらえる範囲は、個々の企業で職場環境や業務内容等によって大きく異なります。その障害者が職場でスムーズに仕事が進められるよう企業として「何をして欲しいのか」をはっきり伝えるべきでしょう。ジョブコーチに「おまかせ」ではうまくいきません。過大に期待して「何もやってもらえなかった」と嘆くケースは、たいていの場合、十分に情報提供がなされず、にもかかわらずジョブコーチに上司や同僚の代わりを期待していることが少なくありません。ジョブコーチに、仕事のオリエンテーションへ一緒に参加してもらうことをおすすめしています。

▼FVPの精神障害者雇用セミナー(無料)では、このような支援機関との連携の仕方のほか、精神障害者の特性や雇用におけるポイントなどをお話ししています。 
https://company.fvp.co.jp/fp19/

【無料ダウンロード】
皆さまからのご相談・ご質問を79例掲載!

  • 障害者雇用Q&A集

    弊社に寄せられたご相談やご質問をQ&A形式で一挙ご紹介。  
    障害者雇用のご担当者が抱える「誰に訊けばいいのかわからない」 
    疑問やお悩みの答えが、ここにあります。
    • 精神障害者に「頑張れ」は禁句?
    • 一般社員に対してどこまで開示できるのか?
    • 発達障害者への指示出しのポイント
    • 体調を聞いても「大丈夫」としか言われない
    • ジョブコーチはどこまでやってくれるの? …など