障害者雇用Q&A

Q
多様な障害特性の社員を同じ職場に配置するのは避けるべきでしょうか?

精神障害者を雇用しています。他社の人事担当者から、精神障害者と発達障害者は相性が悪い、同じ職場で仕事をさせてトラブルになった経験があるのでやめておくべきだと言われました。
助言どおり、精神障害者と発達障害者は別々に配置した方がいいのでしょうか。
身体障害者や知的障害者など、他の障害の場合も同様でしょうか。

A

【障害種別ごとの相性】障害の種別(特性)が異なることそのものがトラブルの原因になることはありません。

障害者同士のコミュニケーションがうまくいかないと、それは障害のせいではないかと捉えてしまいがちですが、実は決してそうではありません。人間である以上、どんな人にも、合う人、合わない人がいるのは誰しも同じです。同じ障害の障害者だけに絞って採用、配置してもトラブルが起こることはありますし、多様な障害者が同じ職場で働いていても良好な人間関係が築かれている職場もたくさん存在します。

従って、答えはNOです。

不満やトラブルを招きやすい職場の共通点は、職場のルールやマナーが守られていないが容認されている、コミュニケーションや情報共有に課題がある、仕事の評価が公平でない、などです。これらは障害者や健常者といったことには関係ありません。


▼障害者雇用の現場では、このような疑問や、ちょっとした困りごとが生じるものです。FVPの精神障害者雇用セミナー(無料)では、具体的な事例をもとに雇用のポイントを企業目線で紐解いていきます。 
https://company.fvp.co.jp/fp19/

【無料ダウンロード】
皆さまからのご相談・ご質問を79例掲載!

  • 障害者雇用Q&A集

    障害者雇用Q&A集
    弊社に寄せられたご相談やご質問をQ&A形式で一挙ご紹介。  
    障害者雇用のご担当者が抱える「誰に訊けばいいのかわからない」  
    疑問やお悩みの答えが、きっとここにあります。
    • 精神障害者に「頑張れ」は禁句?
    • 一般社員に対してどこまで開示できるのか?
    • 発達障害者への指示出しのポイント
    • 体調を聞いても「大丈夫」としか言われない
    • ジョブコーチはどこまでやってくれるの? …など