障害者雇用Q&A

Q
【視覚障害・知的障害】通勤への配慮
視覚障害や知的障害のある社員の通勤がイメージできず、採用に踏み込めません。

A
本人と話し合って必要な配慮を決定する。助成金の活用も視野に入れて検討を

視覚障害者の場合、まずは本人と話し合うことが必要です。障害の状況によって、歩行に問題のない人もいます。全盲の人の場合は、採用が決まってから初出勤までに、家族や介助者を伴って何度か試しに通勤してみて、入社後は1人で通勤している人が多いようです。1人での通勤が難しい場合は、補助者をつけるなどの配慮も必要です。このような人的サポートには「重度障害者通勤対策助成金」が活用できます。 
  
知的障害者の場合も、基本的に考え方は同じです。しかし、事故などで電車が止まってしまった際の対応が難しいので、通勤に慣れるまで、家族が協力する場合もあるようです。また、トラブルに備えて、社員証明書や連絡先を明記したカードを常時携帯し、通勤途中で困ったことがあったら、会社や家庭に連絡をするように指導しているところがあります。企業が知的障害のある社員のために、通勤援助者を委託する場合にも、「重度障害者通勤対策助成金」の活用ができる場合があります。詳しくは独立行政法人 高齢者・障害者雇用支援機構に問い合わせすると良いかと思います。

▼独立行政法人 高齢者・障害者雇用支援機構「重度障害者通勤対策助成金」 
 https://www.jeed.go.jp/disability/subsidy/tsukin_joseikin/index.html

【無料ダウンロード】
皆さまからのご相談・ご質問を79例掲載!

  • 障害者雇用Q&A集

    障害者雇用Q&A集
    弊社に寄せられたご相談やご質問をQ&A形式で一挙ご紹介。  
    障害者雇用のご担当者が抱える「誰に訊けばいいのかわからない」  
    疑問やお悩みの答えが、きっとここにあります。
    • 精神障害者に「頑張れ」は禁句?
    • 一般社員に対してどこまで開示できるのか?
    • 発達障害者への指示出しのポイント
    • 体調を聞いても「大丈夫」としか言われない
    • ジョブコーチはどこまでやってくれるの? …など