障害者雇用Q&A

Q
【統合失調症】精神障害者への指導や労務管理での注意点は?
統合失調症の人を1名雇用しています。実は以前に失敗した経験があります。コミュニケーションの方法がわからず、職場全体の雰囲気がきくしゃくし、本人も居心地が悪くなったのか退社してしまいました。指導方法と労務管理の注意点を教えてください。

A
特別扱いはせず、対等に扱うというのが基本姿勢。その上で、指示・指導するときの口調や体制に注意する。

気を遣いすぎるなどの特別扱いは、むしろ相手を傷つけてしまう結果になりがちです。自分自身も職場の一員として仕事もしっかりやってもらい、対等に扱うというのが基本姿勢です。その上で、以下のようなところに注意しましょう。 
 
まず、指示の仕方ではなるべく柔らかい言い方を心がけましょう。「…しろ」「…をやって」といった言葉遣いは、きつく感じ、落ち込んでしまうことがあります。命令口調ではなく「…をやってください」と言葉じりを丁寧にするだけで、相手の受け止め方はまったく違ってきます。 
 
また、入社直後は、ご本人の不安や緊張が高いと思われますので、支援者に同席してもらうこともよいでしょう。 
どのような伝え方をすれば、ご本人が理解しやすいのか、納得できるのかについての情報提供を受けることもできます。

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