障害者雇用Q&A
Q
メモを取るのが苦手な発達障害者にはどんな風に指導すればいいか?
指示の理解を促す手段として、言われたことはメモするように伝えています。熱心にメモを取っている様子なのですが、仕事のミスが減りません。
メモを見たところ、乱雑に書かれていてほとんど読めない状態です。本人に確認すると、早すぎて全部書き切れない、何をメモしてよいかわからないと言っています。
メモを取るのが苦手な発達障害者にはどんな風に指導すればいいか?
指示の理解を促す手段として、言われたことはメモするように伝えています。熱心にメモを取っている様子なのですが、仕事のミスが減りません。
メモを見たところ、乱雑に書かれていてほとんど読めない状態です。本人に確認すると、早すぎて全部書き切れない、何をメモしてよいかわからないと言っています。
A
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【指示の出し方】口頭での指示は極力減らすのがポイント。メモを取る場合は、何をメモに取るのかを事前に指導する。
メモを取るというのは、口頭で言われたことの情報を取捨選択し、再構成してわかりやすく記録するという行為を同時に行っていくことですので、実は以外と難しい作業です。
発達障害のある人の中には、耳から入る情報を適切に処理するのが苦手な人も多く、言われていることをすべてメモしようとして、結局何を書いていいかわからなくなってしまったと訴える人もいます。
そもそもメモを取る目的は、指示内容を忘れないように記録することで、業務を正確に遂行することです。
であれば、耳から入る情報を適切に処理するのが苦手な人に、メモをどのように上手に取らせるかという工夫もさることながら、指示内容をいかに確実に理解してもらうかを考えた方がよいと思います。
口頭で伝えてはいけないということではありません。指示をする前でも後でもよいので、同じ内容をメールで送っておく。それだけです。
本人も、そのメール文面を指示書として業務を進めるわけです。本人が受信しやすいコミュニケーションの方法を選択した方がお互いの負担は減るのではないかと考えます。
どうしてもメモを使ったコミュニケーションを必要とする場面では、メモに記録した指示内容を復唱、確認するだけでも、指示理解が進むので仕事のミスは軽減すると思います。
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