障害者雇用Q&A
Q
就労継続支援事業所からの採用について
各社の採用が積極的に進む中、ある支援機関から、「今は訓練生で紹介できる人はいないけれど、同じ法人が運営しているA型事業所にも就職を希望している人がいるので、確認してみる」と言われました。A型、B型と耳にすることはありますが、そこからの採用というのは一般的なルートとしてあるのでしょうか。採用の際、気を付けることはありますか?
就労継続支援事業所からの採用について
各社の採用が積極的に進む中、ある支援機関から、「今は訓練生で紹介できる人はいないけれど、同じ法人が運営しているA型事業所にも就職を希望している人がいるので、確認してみる」と言われました。A型、B型と耳にすることはありますが、そこからの採用というのは一般的なルートとしてあるのでしょうか。採用の際、気を付けることはありますか?
A
就労継続支援事業所を利用している人の中にも、企業で働くことを希望している人はいる。A型、B型事業所は多数あり、事業所によって利用者の状況やニーズ、支援の方針は多様なため、自社の採用ルートとするには、地域の情報を収集し、関係構築から始めると良い。
就労継続支援事業所は、制度上「一般企業に雇用されることが困難な方に、就労の機会の提供及び生産活動の機会の提供を行う」とされています。A型、B型があり、A型は「雇用契約を締結して」、B型は「雇用契約を締結せずに」という点が違いです。そう聞くと、A型を利用している人を採用して大丈夫なのだろうか、と不安に感じてしまうかもしれませんが、就労継続支援事業所では、企業等への就労を希望する人に、必要な訓練や就職活動のサポートを行うことも支援の1つと位置付けられ、実際にA型、B型から企業に就職することは珍しいことではありません。ただし、就労移行支援事業所での訓練と異なり、施設で仕事をしながら企業就労に向けた準備を進めることになりますので、パソコンの資格取得を目指した訓練や、就職活動の準備を集中的に行うといったことはあまりないかもしれません。仕事を通して、実践的に働く力を高めていると考えると良いでしょう。採用ルートとしてアプローチする上で難しいのは、A型、B型事業所は数が非常に多く、事業所によって利用者の状況や就労に対するニーズ、支援方針が違うことです。事業所の特徴を把握し、自社のことも理解していただいて、良いマッチングにつなげるには、時間をかけて信頼関係を構築することが必要だと思います。
就労継続支援事業所は、制度上「一般企業に雇用されることが困難な方に、就労の機会の提供及び生産活動の機会の提供を行う」とされています。A型、B型があり、A型は「雇用契約を締結して」、B型は「雇用契約を締結せずに」という点が違いです。そう聞くと、A型を利用している人を採用して大丈夫なのだろうか、と不安に感じてしまうかもしれませんが、就労継続支援事業所では、企業等への就労を希望する人に、必要な訓練や就職活動のサポートを行うことも支援の1つと位置付けられ、実際にA型、B型から企業に就職することは珍しいことではありません。ただし、就労移行支援事業所での訓練と異なり、施設で仕事をしながら企業就労に向けた準備を進めることになりますので、パソコンの資格取得を目指した訓練や、就職活動の準備を集中的に行うといったことはあまりないかもしれません。仕事を通して、実践的に働く力を高めていると考えると良いでしょう。採用ルートとしてアプローチする上で難しいのは、A型、B型事業所は数が非常に多く、事業所によって利用者の状況や就労に対するニーズ、支援方針が違うことです。事業所の特徴を把握し、自社のことも理解していただいて、良いマッチングにつなげるには、時間をかけて信頼関係を構築することが必要だと思います。
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